『NHKにようこそ』というタイトルは人目にとまりやすいという意味で上手いタイトルだなと思いました。
タイトル見て何でNHKなんだ?と思いましたからね。
内容はハイテンポな感覚で描かれるヒキコモリをテーマに描いたお笑いタッチの漫画かな。
人間誰しもが持っていると言われる「ひきこもりの意識」をテーマにしているので、
難しいテーマに取り組んでいるなと思い読みましたが、
率直な感想としては「ひきこもり」を表現するとしては内容が狭いというか偏ってるかな。
本の内容そのものがひきこもった認識や思想で描かれているという感じでしょうか。
ひきこもりのメカニズムが複雑な割には、ちょっと漫画の内容が狭く偏ってる。
社会問題となっている「ひきこもり」をテーマにプッシュしたはいいけど、
本の内容がそれに追い付いていない。
中には共感出来る人もいるのかもしれないけど、これが全てとは言えませんね。
ひきこもりを知らない人が読めば更なる誤解を生みそうな作品です。
だから、ひきこもりとは何なのかを学ぼうとかする真面目な目的での購入はおすすめ出来ないです。
あくまで漫画として笑いながら読むのがベストでしょう。
しかし、この漫画・・・ひきこもりをテーマにしてる割には、
ひきこもりについて学ぶ部分がほとんど無い。
むしろ、ひきこもりの漫画というより、ロリコンとは何か?の漫画です。
この主人公はあまりひきこもりに見えません。
ひきこもりじゃなくても、こういう性格の奴は結構いますから。
この主人公みたいな性格は「ひきこもり」じゃなくても可能なんです。だからピンと来ない。
「ひきこもり」じゃなくても人見知りが激しい人もいますから。
行動の仕方においても、ひきこもりのタイプと、ひきこもり以外のタイプに分かれますが、
この主人公の行動はあまりひきこもりっぽく無いです。
ひきこもりを描くならもっと(ひきこもりだからこその)精詳な部分を描いて欲しい。
ひきこもりはもっと複雑だと思います、こんなもんじゃありません。
それでもっと中身のある作品になったらいいんですが。