シリーズを意識したタイトルづけだったのでしょうけど、「基本」ではなくむしろ「常識破り」な冷凍術の本です。一般的な本には無い、「ガッテン」ならではの情報が満載です。
("「基本」を「超えた」"という意味では"「超」基本"で良いのかもしれませんが、”チョー基本”ではない…。)
内容の大半は「冷凍後の生野菜もこうしたら使える!」の方法とレシピ紹介です。洗って切って、(ごく一部は調味液と一緒に)袋詰めして冷凍庫ポイってものばかりです。
「固めに茹でて冷凍」なんていう、一般的な冷凍術における「基本」は一切載ってません。「固めに茹でて冷凍」ができる食品も「生で冷凍するとこう使える」方法だけが載っています。
ですので「基本の冷凍術は知ってる、普通にはできないものもお得に冷凍してみたい」あるいは「買いだめの必要がある」「冷凍前の一手間を少しでも減らしたい」という人には良本と思います。私は気に入っています。
その「常識破り」に特化していいと思うのですが、(失礼ながらオマケ的に)「調味液につけた肉魚は冷凍ダメージが減って解凍後の手間も減る!」(これは一般の冷凍術にも見かけますね)もついてます。
この本で扱う食品の内容は…
小松菜・ニラ・キャベツ・白菜・チンゲン菜・水菜・ピーマン・もやし・にんじん・いんげん・れんこん・ごぼう・かぼちゃ・トマト・玉ねぎ・三つ葉・レタス・青じそ・パプリカ・ズッキーニ・アスパラガス・マッシュルーム・しめじ・まいたけ・えのきだけ・しいたけ・しじみ(以上生のまま)
大根・きゅうり・豚肉・牛こま肉・鶏肉・鶏ささみ・魚・いか・えび(以上調味液と)
これらについて、切り方等のコツや冷凍後の変化についてと、レシピが紹介されています。
ただ、特に生野菜は「冷凍前と食感や色が変わる」が前提ですので、トマトのようにすりおろしてトマトソースにしか使えないような例もあります。それ以外も全体的にくたっとなったり水が抜けて砕けやすくなるなど使い方は限定的になりがちですので、「とにかく冷凍できないとされている野菜も冷凍できないかな」という期待度で読むと良いでしょう。
我が家では早速キャベツやピーマンを洗って切って生冷凍してみましたが、冷蔵庫内でのかさが減り、使うときも悪くなく、なかなか便利でした。