「おかあさんといっしょ」のCDは、一曲一曲がとても丁寧に作られている立派な音楽アルバムです。お子さんやお孫さんと一緒に番組を見ている人ならレビューを見るまでもなく、買う価値のあるCDでしょう。そうではない一般の音楽ファンのために、いくつか曲を紹介します。
まず、アルバムタイトルの「ぼよよん行進曲」。聴いて元気が出てくるだけでなく、自分で歌いこなすことができたら、きっと気持ちのよい曲です。作詞作曲は中西圭三さん。ファンの方にとっては、いかにも中西さんらしい、それとも、意外な一面を見た、どちらの印象になるのでしょうか?
「ブーツをはいたぞうさん」は、子供の頃に聞いた動物園でのエピソードそのままの内容、優しい気持ちになれる曲です。歌うのは結構難しそう。でもすてきなメロディー、アレンジです。作曲はピアニストで、アナログ時代からのシンセサイザー奏者でもある深町純さん。子供の頃、FM番組を通して「音楽好きの種」を心に播かれたお父さん世代の人も多いのでは?
「しろいともだち」はご存じ、坂田おさむさんの曲です。北国、雪国で暮らしたことのある人なら誰でも持っている感覚が2分間に込められています。北国の冬はつらくて厳しいと思われがちですが、冬もまた魅力的な季節なんです。もちろん、北国特有のいっぺんにやってくる春はとても嬉しい。そうした気持ちを、この歌を通して北国以外の人にも味わってほしいと思います。
そして、やはりオープニングからエンディングに向けての構成がすばらしく、特に「ブーツをはいたぞうさん」以降の「曲の流れ」は感動的です。小さいお子さんがいない人でも音楽を愛する人なら是非、是非、聴いてみてください。