この漫画には、日本地図を作った伊能忠敬、サツマイモ栽培に成功した青木昆陽、日本初の南極探検をなし遂げた白瀬矗、大空を目指して飛行機開発に挑んだ二宮忠八、幕末の大地震大津波から人々を守るために尽力を注いだ濱口梧陵、はるかロシアに漂流して女帝エカチェリーナ2世に帰国を直訴した大黒屋光太夫の物語が収録されています。
当時全くの未知の領域に初めて足を踏み入れて挑んだ日本人たちの汗と涙の物語がそこには凝縮されています。
特に、大黒屋光太夫がエカチェリーナ2世に、漂流・シベリア横断のいきさつを語り帰国を直訴し女帝が涙して「ヲホ・ジャウコ(なんとかわいそうな)」と答えるシーン(「その時歴史が動いた」の部分です)は、私たちも涙なしには読むことはできません。この部分は必見です。
各章の最後にある「もしもコーナー」では、「もしも」があった場合、事の顛末はこうなっていたでしょうというのもまたおもしろいものです。