ついに最終巻です…!
草凪みずほさん、初の長期連載で見事なフィナーレを読ませてくれました。ずっと雑誌で読んでいたのですが、単行本で改めて読んで感動。
前世の記憶を持つ人達も、なくした人達も、最初から覚えていない人達にとっても、彼等の「前世」にはきちんと意味があったのだと、全てに納得できた最終話でした。連載の過程で絵柄が少し変化してきた(だんだん上手くなってきた)のを除けばほぼ100点満点です。
シリクスの体を借りた敬大が初めて、麗奈の前世がティナであること、裕真のそばにいるのが自分の使命と言った麗奈が裕真と同じ顔で転生していた理由が分かったくだりの展開は見事でした。
ラブコメとして笑える展開を見せながら、長期連載を見越してきちんと根底にあるテーマ、そして登場人物一人一人の背景を掘り下げて描いています。最後は感動物。
琴宮は前世関係者ではありませんが、彼と敬大との友情はもう少し描いてほしかったかな。
全9巻と、価格的にもお手頃なので(全巻新刊で買っても4,000円かからない)、ぜひ読んでみて下さい。
帯の折り返しに、今夏から始まる草凪みずほさんの新連載『花冠のヨナ』(仮)の予告カットがありました。大河ファンタジーとのこと。「花とゆめ」の看板作品の一つになるといいですね。楽しみです。