講義調の文章は特段、効果は無いように思えた。ただ重要な事はしっかり書かれているから、
それで参考書としては十分役目を果たしている。それよりも年表CD講義は非常に効果があると思う。
まず本書のほうだけど、史料は重要どころは余すところ無く網羅されている。
難解な言葉はしっかりと解説されているし、当然約が付いているから難解な史料もすんなり理解できる。
図も豊富に挿してある。天皇の系図は勿論のこと、藤原北家と天皇の関係も一目瞭然で分かり易い。
イメージしにくい五畿・七道も簡潔に表してあるし、理解があやふやになる源平両氏の系図と、
その人にまつわる乱が一緒に図化されて、理解が早まる。
重要年表は石川先生が考えた語呂合わせが載っている。これは後のCD講義で効果を発揮する。
サブノートは穴埋めに終わらず、メインの方に載せられなかった表など(詳しい官位相当表や
遣唐使一覧など)があり、教科書としての機能も持っている。ただ赤シートは特に役に立たない。
最後にCDについてですが、これは年表の暗記のみを役目としている。本中に出てきた語呂合わせを
石川先生のシブイ声で聴いて行く内に、自然と頭に刻まれて行く感じがして、
2〜3回聴けば頭にこびりついて離れなくなっている。
暗記する努力もせず(寝転がっていても)歴史の流れが瞬間的に出て来るようになったので、
これは凄いなと思いました。
参考書は基本がしっかりしているから及第点、CDは中々効果がある、という所です。