現状ではジャンルを超えた個性派作家を載せたごった煮的単行本でその訳の解らなさが魅力です。
書店ではアンソロジー本コーナーに有りました。
表紙も担当した塩野干支郎次さんの美少女神物、すぎむらしんいちさんのコメディが入ったゾンビ物、木葉功一さんの独善的で超ハイテンションな報道カメラマン物、新鋭岡村星さんの知覚を共有した老若男女を主人公としたサイキック探偵物、極めてクセが強い清野とおるさんの赤羽近郊物、壮絶に浮いている柳沢きみおさんの愚痴エッセイ、個人的には漫画作品が読みたかった大越孝太郎さんの美麗一枚絵、吉田蛇作さんのTS変身物のおバカなSFコメディ、一瞬ふくしま政美さんかと思った西野マルタさんが描く相撲が国技になった近未来の米国、数編一挙掲載の永瀬ようすけさんのショートコミック、本当に久し振りに講談社の漫画誌に復帰したおがわ甘藍さんの美少女の魂の入替物、Cuvieさんと佐野タカシさんが挑戦する新境地シリアス路線が個人的には気に入りました。
プロレスラーでも破けない様なぶ厚さも含めてこれで\950-なら大層お徳な一冊です。
予告では季刊ベースで刊行する模様で、次号では高遠るいさんと休刊したホラーM誌から「椿鬼」ごと移籍の押切蓮介さんの参加も予告されており、講談社系のみならず少年画報社や秋田書店のマニアックな固定ファンが付いて居る作者陣や、WEBコミックでデビューはしていたが、紙媒体の雑誌掲載は初めてと言う新人も加わって今後どう展開して行くかが楽しみです。
あまりにも濃い顔ぶれから天文学・SF的には不吉な由来の名前の如く周期的に連載陣の大量絶滅を起さないでくれれば良いのですが…。