すばらしい本に出会いました。きっかけは、ニコール・キッドマンからの賛辞が書いてあるオビでした。いわゆるハリウッドセレブではなく、本当に演技を芸術の域にまでもっていっている俳優たちにずっと興味があったので、そんな人たちの「コーチ」というのはどんな人だろう、と。・・・・こんな人がいることを知りませんでした! こんな職業があることも知りませんでした! 単なる演技指導ではなく、俳優たちを、人として、そしてアーティストとして目覚めさせ、そして彼らの人生までを変革していくのです。
ニコールやジュリエット・ビノシュのエピソードもでてきますが、一番印象深かったのは、ラップアーティスト兼俳優の人気スター、パフダディのエピソードです。これこそが、スーザンが「変革を与えた俳優」のの代表例でしょう。感激しました。
スーザン自身かつて女優だったそうですが、彼女の人生も波乱に満ちていて、だからこそ、こんな人の心を大きく揺さぶるメソッドにたどり着いたのだと思います。
彼女が言っているとおり、この「自己を見つめ、開放するメソッド」は、俳優だけでなく、すべての人が必要だと思います。本の中にふたりの一般女性のカウンセリング例も出てきます。この例もとてもわかりやすく、身につまされることも多く、涙がでました。スーザンの分析は温かく、やさしい目で書かれていて、とても納得できます。面白いのは、スーザンさんが大嫌いだったという、ブッシュ前大統領の「NEED」も分析しているところ。彼のNEEDを知ったら、それほどの憎しみは消えたといいます。
まさに、人が、自分のNEED、そして他人のNEEDを知ることこそ、私たちに必要なことなのではないでしょうか。私も巻末の自己レッスンをしてみて、ちょっとは自分のNEEDがわかった気がします。これからも、もっと本当の自分と向き合って、闘って、そして多くの人と真実の関係が結べれば、と思っています。
久々に大きな意味を持った本、そして著者に出会いました。いつかスーザンさんに会えたらいいなぁ・・・。