皆さんが仰られる様、様々な場面で説明的な描写が現れ、つっこみどころが多く存在しているのもうなずけてしまいますが、長く連載が続いている少年マンガで、何一つ矛盾や問題などなくやりきるというのも、実状不可能に近いお話しであるとも思えてしまいます。
唐突に出てきた新技"須佐能乎"には少しビックリさせられ、クールなイタチが口にするあるまじき技の誕生説明に「・・えっ!?」となってしまったのも正直なところではあります。しかし、イタチの人物設定が連載初期の頃から熟考され、同じく初期に既に描かれていた"終末の谷"についても、うちはマダラの存在をある程度意識し書かれていた様にも感じるので、よくこれ程まで各人物像と人間関係を深く描き、築き上げることが出来たなと、作品の緻密さや設定段階での基盤の大きさに感銘を覚えてしまいます(・・お話の密度が濃いので、詳しく描き切れていない人物や技の実態など、読者が疑問に感じる部分に関しては、カカシの若い頃の様、後に補足を加えて頂きたいとも思います)。
20代後半の自分からすれば、ドラゴンボールの悟空が、初期設定にはなかった「実はサイヤ人だった」というストーリー運びはとても秀逸に感じられても、願いごとが叶うルールや範囲が徐々に曖昧になっていったり、セルが復活した時に何故か悟空の瞬間移動も身につけていたり、度重なる強敵出現で強さの基準・理由が全く分からなくなってしまったり・・といった混沌っぷりからすれば、NARUTOには依然まとまりがあるし、説得力のある描写・ストーリーもとても多いと感じられます(・・ドラゴンボールは、矛盾点などを差し引いても余りある程、大好きな作品であります)。
サスケには「木の葉を潰す」のではなく、穏健で寛大な三代目に異を唱えたダンゾウや上役達にリベンジを果たして欲しいものです。
とにかく、自分が語るに及ばず、イタチの深く終わらない兄弟愛に感動を覚えました。
つっこみどころは、ある程度どの作品にも存在する、笑って思い返せるネタであったり、愛すべきものでもあると思えてしまいます。