改めてオリジナル・ミカ・バンドの2006年再発盤「黒船」を聞く。
リマスタリングが冴えに冴え、クリス・トーマス氏の職人技術的な
音の輪郭が明確になって、名盤の誉れ、違和感無し。
特に幸宏氏のドラムス。
誤解を承知で書けば、グラム・ロックのドラムス。
バス・ドラ、タム・タムの格好良い響き。
これって、ロクシーのアルバムなの?と思うほど
重厚感タップリ。
翻って「ミカエラ・バンド」。
カエラ嬢のキュートなキャラクターと相俟って、チャーミングな
ロック・アルバムとなったのは間違いない。
但し、やはり、というか、20年以上も前の
ミカ嬢の圧倒的な、そして理解を拒絶するような
キャラクターのアクの強さに、当代きってのカリスマ・モデルをもって
しても、何とも大人しく彼女の真面目な性格が裏目に出た
ようなまっとうな音楽となってしまったようだ。
それとも60歳オヤジ達のロッカーぶりに困惑しただけなのか?
カエラ嬢とのタッグは恐らくこれっきりになるだろうが、出来れば
もう少しカエラ嬢、ブッ飛んでいただきたかった。
あれだけの美貌と、ストレートな歌声、そして芸能界自体を
ナメてるような不遜な態度。