ようやく待ってた展開が来た。
何かしらの形で、ブラストの成功をはじめとする、登場人物達が追い求めている幸せが叶わないことを匂わす数々のモノローグ。今巻は今までのそのすべてのモノローグの意味が明かされる巻でした。孤児で慢性的な孤独症で、尚且つジャンキーというレンが死にそうな伏線はあったのですが、(ナナとレンの強烈な依存関係の崩壊が物語を一変させるポイントなんだろうし)実際死んでしまうと悲しい。
ぐだぐだ長い、失速しているという意見も気持ちはわかりますが、とりあえず1番大きな伏線が回収されたので私的には満足です。
古風なパンクバンドにこだわるところといい、この作者は一貫してブレないところがあり、そういうところは好きです。でもそれが逆にマンネリ化の原因になっているとも言えなくありません。
また、他のレビューにもあったように、たくさんのキャラを細部まで描写しすぎるところも失速感の原因なのかな。
でも美雨のリストカットの伏線は、レンの死という状況だからこそ語る意味があると思うのですが…。
タクミとレイラの浮気も、幸せな花嫁を夢見ていたハチ(おそらくこの物語では最も恵まれている人)の試練になるわけだし、ハチががこの先どうなるのかは結構人生の参考になりそうですよね(笑)
ただ、最後まで読み続けるにはもう少し根気が要るかな。