登録情報
|
多くの黒人が抱えるであろう人種的な劣等感や摩擦を強く実感することなく育った少年時代、必ずしも優等生ではなく将来進む道を探し続けたNY州立大学時代の日々、その中で軍隊という黒人に対して可能性の開かれていた組織と出会い、着実に昇進の階段を上り詰めて行った半生。
アメリカンドリームを体現する人生であると同時に、マイノリティとしての卑屈さ・悲惨さをあまり感じさせないのは、作者のおおらかで前向きな人間性か。特に記憶に新しい湾岸戦争時の行動力やメディア対応、幹部間の微妙な関係など、ニュース報道では知ることの出来ない、内部状況が生々しく語られている。
何にもおもねらない、率直で強靭な意志を持ったパーソナリティを強く感じると同時に、元ブッシュ大統領が今日まで彼を心から信頼するその理由が良く分かる。
米国現代史の流れに寄り添うように今も活躍を続ける彼の姿から、これからも目が離せない。
|
|
|