テンよし、中よし、終いよし。というわけで、もちろん、ヴァン・モリスンもライ・クーダーもザ・バンドもよいです。しかし、わたくし的には何といってもこのキンクスのマスウェルがトドメなのです。これがあるから、kinksは超1流なロックバンドなのです。自分も最初聞いたときにはよくわかりませんでした。私も少し寝かせてしまいました。しかし、車の中とかで、何回もきいているうちに段々わかるようになってきて、今では、絶対はずせない私的ベスト10アルバムの1枚になりました。ブルース、ゴスペル、カントリー、ジャズ、スワンプ、その他いろいろな音楽の消化っぷりが実にお見事。ジャケットも良いですね。音のほうもアイリッシュの香りが微妙にします。栄養満点の音楽ながら精進料理のようなシンプルで素朴な深い、というにはあまりにも深すぎる味わい。SACD効果でアコギもDAVEのスライドもたいへん良い音で聞こえます。ボートラ2曲に、しかもデジパック仕様。何種類か出てる中ではこの盤が断然のおすすめです。もし、寝かせちゃってる人がいたらもう1度聞いてみてください。これから聞く人でやっぱりねかせてしまう人、って多分いると思うけど、でもある日、突然わかってしまったら聞く音楽の幅は間違いなく広がると思います。とにかく手にいれていつでも聞ける状態にしておいてほしい素晴らしいアルバムです。それにしても、レイ・デイヴィスってホント、天才。新アルバムが待ちきれないです。