Leon Wareプロデューサーとして活躍した、Marvin Gayeの傑作"I Want You"とほぼ同時期に発売されたアルバム。ボーナストラックに"I Want You"に収録された楽曲のLeonバージョンが入っている事からも、裏"I Want You"だと僕自身感じている。
Leon Wareというアーティストの楽曲は明らかに他のアーティストとテイストが異なり、独自の音楽を展開しているような気がする。楽曲それぞれのクオリティの高さや高度な作曲能力は言うまでも無い。それ以上にどこか陰のようなものがあり、粘着質ないやらしさがある。簡単な言葉で表現すると、とことんエロい。
ブラックミュージックでメロウという言葉を用いて、官能的でエロい表現は他にも色々とあるが、この人ほどそれを極めたアーティストはいないのではないか?とこのアルバムを聴いて思う。少し好き嫌いは分かれるアーティストかとは思うけれど、"I Want You"が好きな人には持って来いのアルバムだと思う。
僕が個人的に好きなのは2曲目のMinnie Ripertonとのデュエット"Instant Love"。Leonは作曲やアレンジだけではなく歌唱力も本当に凄い。この2人のボーカル対決は正に最高の贅沢品なのかもしれない。