登録情報
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| 1. Penguin Cafe Single |
| 2. Zopf |
| 3. From The Colonies |
| 4. In A Sydney Motel |
| 5. Surface Tension (Where The Trees Meet The Sky) |
| 6. Milk |
| 7. Coronation |
| 8. Giles Farnaby's Dream |
| 9. Pigtail |
| 10. The Sound Of Someone You Love Who's Going Away And It Doesn't Matter |
| 11. Hugebaby/Chartered Flight |
楽曲も実に多面的で指向性に富んでいるので、恰も上質でモダンなヨー
ロッパサウンドのオムニバスでも聴いているかのような錯覚を受ける程だ
1分そこそこの小品も有れば10分を越える長尺も存在する、そのどれも
が音楽に対する真摯な姿勢・深い造詣とストーリー性を感じさせる逸品で
ある。言葉であれこれ示唆しても全く伝わりそうにない。メロディラインも!
美しく、儚く、感傷的で、心に長く滞留する
当時フロイドやCANを並行して聴いていた私でも相当のショックを受けた
事は確かである。敢えて喩えるなら「ノーマルのジョン・ゾーンに”環境
音楽を作ってくれないか”と依嘱したらこれに近い物が出来上がる」である
難解なことは何一つ無く、非常に聞き易い。特に後半の9・10等は涙が
出そうになるぐらい素晴らしい曲だ
とにかく、個人的にはもっと評価されていいアルバムだと思う
このアルバムは民族音楽色に比べて、実験音楽や現代音楽の要素が強いということはいえるかもしれないが、その後のアルバムと比べてもほとんどそのスタイルに変わりがない。誰もが親しみを感じる無国籍な音楽である。それだけ確固たるコンセプトがあったからだろう。PCOは結成されていた時点ですでに完成されていたといえる。1曲目の Penguin Cafe Single は、PCOのすべての曲のなかで私が最も好きな曲である。ほかに南仏で見た幻像を思わせるような不思議な雰囲気の曲もある。
Penguin Cafe とはどんな所だろう。知りたいひとはこのアルバムを聞いてみよう。
イーノ自身のNo.3『ディスクリート・ミュージック』では、イーノのオリジナルの表題作と有名なパッヘルベルのカノンをモチーフとした作品が、実にオブスキュアなスタイルで拡散して行く。それは見事なまでに聴きながらにして空間に溶け込み、無視できる音楽である。1973年にこのコンセプトをポップ・ミュージックの世界に持ち込んだイーノはやはり天才と言わざるを得ないだろう。
そしてもっと特筆すべきはこのイーノのコンセプトに引き寄せられて、素晴らしいミュージシャンが彼の元に集まり始めたということである。その中ではNo.7の『ミュージック・フローム・ペンギン・カフェ』のペンギン・カフェ・オーケストラとジョン・ケージの曲を取り上げたロバート・ワイアット(No.5)が最高だった。
今は亡きサイモン・ジェフスの創り出す摩訶不思議な世界。できたら元のオブスキュアNo.7のジャケットで出して欲しい。
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