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事件が佳境に入る前が気だるいのとストーリーがあまりにも小説的(作り物)過ぎる点、それに動機もちょっとありきたり?と思いながらも、全体としては楽しんで読めました。というのも、さまざまな国籍、階級の乗客が会した列車の中で起こる事件なので、それぞれの国のステレオ・タイプやヨーロッパから見たアメリカといった文化的側面が上手く描かれているからです。また上流階級の人々の振る舞いや召使いとの関わりかたも、非階級的な私には興味深く、ポアロが相手の階級によって話し方を少し変えている点も英語の勉強になりました。
最後にポアロが謎解きする際はいつもながらに見事でした。バラバラだった謎や疑問が一気に解決。しかも時に嫌味なポアロ、今回は結構いい奴です。私には犯人探し以上の楽しみがつまった作品でした。
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