83 人中、77人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新たな息吹が吹き込まれた名曲の数々, 2010/11/10
レビュー対象商品: Mr.Children/Split The Difference [DVD] (CD)
このDVD+CDは、今年3月から4月にかけて行われた限定ライブやレコーディングの模様が記録されたドキュメンタリーです。
レコーディングスタジオとライブハウスに友人たちやスタッフを招待したパーティー風ライブ、
幸運にも当選したファンクラブ会員向けに行われた東京グローブ座での限定ライブを中心に収録しています。
なぜ今このようなライブをしようとしたのか、Mr.Childrenのメンバーはこのように語っています。
“「目的」とか「理由」とか深く考えるのやめて 「ボランティア」とか「ドネーション」とか人の善意とも無関係
演奏したい人がいて それを聴きたい人がいて ただ楽しい時間の為に音楽が存在する
そんな音楽の「あたりまえ」を一緒に。。いかがでしょう?”
企画の意図だとか、気難しいことは考えるのはやめて、ただ音楽を楽しんでほしいという願いが込められているのでしょう。
演奏された楽曲も有名なヒット曲はほんの一部です。
Mr.Childrenが今、心から演奏したい隠れた名曲の数々が
凝縮された空間で、研ぎ澄まされたアレンジによって新たな息吹を吹き込まれているのです。
ハイライトとなるのは初期の名曲「Another Mind」、GIFTのカップリング曲「横断歩道を渡る人たち」でしょうか。
「Another Mind」は、今の桜井さんが初期の楽曲を歌うとここまで格好良くなるのかという驚きがありました。
「横断歩道〜」は一つの楽曲がリアレンジされ生まれ変わっていく様子がよく分かります。躍動的、圧巻です。
そして忘れてならないのはEnd Rollで流れる新曲「Forever」。
肩の力の抜けた気負わない桜井さんの歌い方、バランスの取れたバンドサウンドが心地良いです。飽きのこないスルメ曲になりそうです。
また、DVDボーナストラックの「僕らの音」では、通常のライブでは見られないハプニング(?)もありのまま収録されており、微笑ましい光景となっています。
CDはライブ音源盤。セルフカバーとして聴き続けるに値する、クオリティの高いアルバムだと思います。音質も良好。
「Surrender」は、アレンジ、歌声ともQ収録の原曲より惹きつけられましたし、「タイムマシーンに乗って」は昔からのファンにとっては垂涎モノでは?
エルトン・ジョン「Your Song」のカバーは桜井さんの声質にマッチしていてとても素敵でした。
DVDの「TIME AFTER TIME」がフルで収録されなかったのは残念です。
なお、「横断歩道を渡る人たち」「Another Mind」「Surrender」「ニシエヒガシエ」はDVDとは別の日のテイクになっています。
巷の映画のような劇的なストーリーはありません。派手なエンターテインメント性もありません。
ただひたすら真面目に、時に苦悩しながら音楽と向き合ってきたMr.Childrenだからこそできる、小さな音楽の奇跡がここにはあります。見所が多すぎます。
“音を楽しむ=音楽”
そんな当たり前であるがゆえに難しいことを、日本を代表するバンドMr.Childrenがこの作品を通して教えてくれたことに私は感謝したいです。
長々と失礼しました…。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
新曲、素晴らしいけど・・・, 2010/11/25
レビュー対象商品: Mr.Children/Split The Difference [DVD] (CD)
新曲を桜井さんがギター一本で弾き語る場面、切々と紡がれる歌詞に、なんて良い曲なんだ・・・と感動した。
でも、その曲がアレンジされていく過程で「あれ?」と思ってしまった。イントロの美しいピアノの旋律。確かに聴き心地は物凄く良くなったのだけど、でも最初に感じたあの感動は無くなってしまったように思えた。
完全に自分の好みの話です、すみません。でも、やっぱりミスチルはロックバンドでいて欲しい・・・と思ってしまう自分がいます。
メンバーはあのアレンジで、本当に満足なのかなぁ。
収録曲は文句なく最高です。
30 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
素晴らしい, 2010/11/13
レビュー対象商品: Mr.Children/Split The Difference [DVD] (CD)
DVDのリリースなどはありましたが、しばらく表立った活動の無かったMr.Children。
そんな中で発表されたのがこのドキュメンタリー映画です。
(もっともこのライブ自体は今年の3月〜4月に行われたのですが)
全く予想もしなかった展開のうえ「映画にするほどのものなのか?」という思いもあって
興味がありつつも公開当時は観に行きませんでした。
DVD化を知ってもいまいちそそられなかったのですが、思い切って購入。
まず、収録されている曲に誰もが知っているようなメジャーな曲は少ししかありません。
彼らが演奏したい曲を演奏したい形で披露したという楽曲はリリース当時とは幾分違ったアレンジが施され、
"過去の曲"とは到底言えないような可能性の大きさを見せてくれます。
注目すべきは「横断歩道を渡る人たち」「Another Mind」あたりでしょうか。圧巻です。
特にオープニングからの「NOT FOUND」への入りは鳥肌もの。
また「ファスナー」ではスガシカオ、「虜」ではSalyuとの協演もあり、これも必見。
通常のライブDVDの場合、途中途中にドキュメンタリー映像があったりすると
そこで興奮が途切れてしまうことが多いのですが、そんなこともなく最後まで夢中で観れました。
常に第一線を走り続ける、まさに日本を代表するアーティストの1組であるMr.Children。
それ故、あまりにも偉大な存在として見られたり、また一部の人からはそれを快く思われないといったこともあると思います。
しかしここに映っているのは、ライブハウスで活動しているまだ駆け出しのミュージシャンと全く同じ、
純粋に、ひたむきに音楽と向き合い音楽を楽しんでいる彼らの姿です。
そんな姿を見ていると、まだまだMr.Childrenには期待してしまいますね。
ライブ音源を収録したCDまで付いているのは嬉しい限りです。
長々と書きましたが、まさにMr.Childrenが好き、さらには音楽が好きな方達には十分楽しめる作品ではないでしょうか。
ですが一歩踏み込んだ音楽にまでは興味がない、Mr.Childrenは有名な曲しか知らない、といった方には退屈かもしれません。
あと一つ言うとすれば何故大半がモノクロなのか…?
ともあれ大満足の☆5つです。