本書は、Movable Type 4を利用してさまざまなタイプのサイトを作成しようとする物です。
・企業のホームページを意識した「コーポレーションサイト・デザイン」
・複数のブログを組み合わせて作る「ポータルサイト・デザイン」
・ECサイトをイメージした「カタログサイト・デザイン」
を例に挙げてサイトデザインを紹介しています。
この様なサイトをどの様に作っていくのか。
と言う事に多くのページを割いて説明していますが、
この書籍の主目的となるのは、Movable Typeの技術的な話しよりも、
サイトの概要を決定して、サイトマップを作成し、
Movable Typeを利用してどの様にサイトを構築して行くのか。
と言う課程にあると言えるでしょう。
デザインを決定し、必要なXHTMLソースやスタイルシートを作成する。と言った課程は、
実際の現場で行うべき課程その物です。
必要なコンポーネントを作成し、それを組み合わせて行く。と言う方法論も
最近のサイト作成の流れをうつしています。
特に、「カタログサイト・デザイン」は複数のブログを連携させた実用的なサイト作成を説明していて、
企業向けのサイトを作成する場合に参考になりそうです。
付録にはこの書籍で利用したプラグインのリファレンスと
主要なテンプレートタグの簡単な解説も付いています。
著者陣に、アイディアマンズ株式会社の宮永邦彦氏が名を連ねているので、
「ケータイキット for Movable Type」に対する記述が
たくさん掲載されているのかと思いましたが、
意外なほどあっさりとした物でした。
「ケータイキット for Movable Type」を利用せずに、
携帯電話向けのサイトを作成する方法も紹介しています。
個人的な小規模なサイトを作成している人にはあまりお勧めできる。と言う文献ではありません。
ある程度大きなサイトや企業向けサイトを作成される方にはお奨めできそうな文献です。
サイトの開発者が読んでも勉強になる記述があると思いますが、
サイト開発を依頼する立場の人が知識を吸収するために読む文献としてもお奨めできそうな書籍です。