本書は、パーツを組み合わせる形式でMovable Typeのテンプレートを作成しようと言う趣旨の文献です。
Movable Typeのテンプレート作成には大きく2つの流れがあります。
1つは、Movable Type付属のテンプレートを生かしスタイルシートを変更することで
オリジナルテンプレートを作成する方法です。
もう1つはMovable Type付属のテンプレートを無視しテンプレート, スタイルシートとも
自由に設定する方法です。
それぞれにメリット, ディメリットがありますが、本書は主にMovable Type付属のテンプレートを
無視してオリジナルテンプレートを作成する方法を取っています。
この文献では、作成されるアーカイブの種類毎にページを分割して様々なパーツを紹介しています。
そのため、Movable Typeが使用するアーカイブの種類についてある程度の知識を持っている
必要性がありそうです。
各ページには「こう言う事がやりたい」と言うタイトルが掲載されており、
生成されるページのイメージ、テンプレートの事例、そこから生成されるHTMLの例が掲載されているので、
具体的にどの様なHTMLが生成されるのか把握しやすい構成になっています。
テンプレートの動作原理も詳しく解説しており、応用を利かせるのにも都合の良い構成です。
このパーツがどのアーカイブで利用可能なのかも表形式でまとめられています。
基本的には1パーツ当たり1ページの体裁ですが、必要に応じて
多くのページを割いて説明しているため、説明不足を感じる事も少ないと思います。
ただし、その説明が常に平易かと言うとそうでもなく、ある程度テンプレートを触った経験がある人や
試行錯誤を行う事をいとわない様な読者を対象としている雰囲気もありますが、
本書の目的を考えた時それは大きな問題とはならないでしょう。
イメージからパーツを探し出すのにはある程度慣れや知識も必要になりそうですが、
解説が豊富なのでMovable Typeのタグに余り慣れていない方でも問題なく利用できそうです。
ある程度経験を持っている人にはアイディアを提供したり、パーツ集として利用する事ができそうです。