Amazon.co.jp
“生き延ばし”はピーズはるの名言だが、とりあえずではなくて意思的に、死ぬまで生きようとすることに変わりはない。そしてそういう人間は瞬間の興奮と感動を重ねるしかない。シロップはこのアルバムで、自身の音楽が“救命”であることに自覚的になったんじゃないだろうか。
ここ1年のドキュメントであった「パ―プルムカデ」「My Song」「夢」「リアル」といった曲群の音像はバラバラだし、アルバム冒頭では従来なかったガレージバンドの如きアンセム「実弾」が思いっきりカラ元気で鳴らされる。ラストでは「愛しかないとか思っちゃう ヤバイ」なんて、前向きというには余りにも破綻しているリリックをつむぐ。でも整理されてなくて当り前なのだ。後は、聴いたアナタが自分を生殺しにするか否か、それだけだ。(石角友香)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
“ロック”から見たら線が細すぎた感もあったが、今回のアルバムではその細さが狂信的にスパークしている。平静だけど衝動的、激昂だけど悟りの境地みたいな。なかなかどうして、モヤッとしたものが晴れないままだけど、それはカンタンに晴れるようなもんじゃないし。