言わずと知れた有名ブログ「Joel on Software」からの書籍化第2弾。相変わらず話題豊富で才気煥発、これほど楽しんで読めるソフトウェア本も珍しい。
それにしても、この本で語られているソフトウェア開発は、3KだのIT土方だのと言われている日本のソフトウェア産業とは大違いだ。開発者は技術を理解するマネージャの下で、快適な個室でプログラムを書き、その意見や判断は専門家のものとして尊重される。これは絵空事ではなく、かつてMicrosoftや「新興ソフトウェア会社」で働いた著者が、実際にそういう会社を経営しているのである。
本当はクールなソフトウェアを作りたいと思ってたのに、いつのまにか賃金奴隷になって「プログラマ→SE→管理職」みたいな貧弱な図式でしかモノが考えられなくなっているのなら、この本を読むべき。本当のソフトウェア開発がどんなものかがわかる。