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The Moon and Sixpence (Dover Thrift Editions)
 
 

The Moon and Sixpence (Dover Thrift Editions) [ペーパーバック]

W. Somerset Maugham
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「ぼくは描かなければならないんだ。そうするしかないんだ」 妻子とともに平凡に暮らしていた株式仲買人のストリックランドは絵を描きたいがためだけに四〇歳にして突然ロンドンの家を出た。 芸術の都パリで、彼はとりつかれたように描きまくる。自分の絵を理解してくれるただひとりの友人の妻を寝取り、自殺に追い込んでも罪のかけらもない。 「あの女は素晴らしいからだをしていたんで、俺は裸を描きたくなった。描き終えたら、興味がなくなっちまったんだ」 やがて、自分の魂を南洋の島タヒチに見つけ、パリも捨てて、その地に同化していく。病におかされながらも死ぬまで描きつづけていく。 「タヒチの女」で有名な、フランスの後期印象派の画家ゴーギャンにヒントを得て書かれたモームの傑作。美術への造詣の深い芥川賞作家による新訳が、芸術家の苦悩を描いた小説というだけではない、モームの鋭い人間観察眼と社会風刺の視点をためて浮き彫りにする。 小説の醍醐味を存分に満喫できる一冊。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが…。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • ペーパーバック: 176ページ
  • 出版社: Dover Publications (2006/1/20)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 0486446026
  • ISBN-13: 978-0486446028
  • 発売日: 2006/1/20
  • 商品の寸法: 20.7 x 15.3 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
読む前とは大分異なった読後感を持った。天才(月)と凡人(六ペンス)との対比の観点を中心にゴーギャンの後半生を追った作品との先入感があったが、その構造はかなり複雑である。物語の語り手はモームの分身の老作家で、ゴーギャン(作中では別名)夫妻とロンドンで知り合った頃からの回顧譚という体裁で綴られている。その意味では額面通りの進行なのだが、ゴーギャンが40才にして突然画家に転進する事を思い立った理由とか、パリを離れてからの空白期間のゴーギャンの暮らしとか、ゴーギャンの追い求めた物とかについては仄めかしに留め、ゴーギャンの後半生を描く事を通じて、作家(芸術家)モームとしての芸術観、人生観、幸福観、女性観などが縦横に披瀝されている印象を受けた。非常に充実した内容で思わず作品に惹き込まれた。

一方、明らかにモームは破格の芸術家ゴーギャンを賛美している。同じ芸術家としての羨望と言っても良い。読んでいて、本当にモームがゴーギャンの知己であったかの様な錯覚を覚えた。このゴーギャンへの賛美とモーム自身の芸術観等が重層的に語られる構造が上述の充実感を産み出していると思う。そして更に、それがゴーギャン夫妻や凡庸な画家だが当時の唯一のゴーギャンの理解者であったストループ夫妻を絡めた非情な人間模様の中で描かれている点にモームの力量を改めて感じた。物語としても非常に面白いのである。多様な味わい方が可能な魅力的な作品だと思った。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 例えば、34ページの女性作家の台詞。
 「牛乳っておいしい。特にブランデーをちょっと垂らせばね。でも、雌牛としたらおいしいまずいは関係ない。さっさと搾り出してほしいだけ」
 (Milk is very nice, especially with a drop of brandy in it, but the domestic cow is only too glad to be rid of it.)
 従来の訳と比べてみてほしい。
 土屋氏の良訳によって、この毒舌の面白さが生きてくるように思う。
 読了後、モームの他の作品も読みたくなった。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By みやさま トップ1000レビュアー
形式:文庫
 カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」などで定評のある土屋政雄氏による2008年の新訳です。自然な会話文で安心して読むことが出来ます。
 
 退屈で平凡な人間として平穏に暮らしていた男に突如創造の衝動が襲い,妻や子どもを捨て画家になる,このストリックランドという男は,その不可解な行動が天才性ゆえの行動だと,その後の一般社会において正当化されます。すると,逆に,なぜなんの面白みもない平凡な夫として17年間もの間暮らすことができたのでしょうか。
 また,非常に魅力的な女性と思われたストリックランドの妻も,夫に捨てられた悲惨な妻という役割をいち早く受け入れしたたかに生きる。
 一人の人間の中には卑小と偉大,悪意と善意,憎悪と愛情といった相矛盾する多くの資質が同居している,ということはモームのすべての作品における最大のテーマです。
 
 ストリックランドの才能をいち早く正当に評価した,オランダの絵描きストルーブは「天才なんて,この世で希有なものだよ。だから持ち主にはきっとたいへんな重荷だろう。ぼくらは天才に寛容に,忍耐強く接してやらねば」と,やりたい放題で周りの人間が不幸になろうとまったく気にしないような男ストリックランドを擁護します。そのことによって,自らが不幸になることが予測されるにもかかわらず。
 私の友人として登場するこのストルーブは,本書における最も愛すべき「分かりやすい」男として描かれますが,彼の登場により本書の魅力がぐっと増します。あまりにも人が良いストルーブと我が道を行くストリックランドとは全く正反対の人間ですが,それぞれの生き方の描かれ方がそれぞれの人物を際立たせています。
 
 幸福とはいったい何だろう。本書からすこし引用します。
「結局は,人生をどう意味づけるか,社会から個人への要求と個人から社会への要求をどう認識するか」
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ゴーギャンではないゴーギャン
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投稿日: 7か月前 投稿者: アマゾン太郎
おもしろい小説
中野好夫氏により、日本に紹介されたモームの代表作であると思います。とにかく読むこと。
投稿日: 18か月前 投稿者: hitoshi
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モームの「月と六ペンス」、もちろん作者と作品名は聞いたことありましたが、今まで読もうと思ったことが一度もないままでした。ひとつにはモームがアメリカ人だと勘違いして... 続きを読む
投稿日: 2009/7/17 投稿者: 麻酔科医師
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投稿日: 2008/6/22 投稿者: yasu
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投稿日: 2003/11/18 投稿者: 3b_lover
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投稿日: 2002/7/19
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