Mya待望の3rdアルバムがついに登場。前作から3年のインターバルがあいたが、その間もリル・キム、ピンク、アギレラと組んだレディー・マーマレイドがグラミーを受賞したり、映画"Chicago"へ出演があったりと活動を耳にする機会はあったので、それほどのブランクは感じさせない。それにしてもこのアルバムの密度の濃さは凄い。何といってもインタールードなしで全20曲収録。それだけでもうお腹いっぱい感はあるが、プラスして曲調もバラエティーに富んでいて様々なMyaの表情が楽しめる。このアルバムの肝となるのは何といってもMissy Elliottの参加か。1stシングルにもなった(1)からしてその麻薬的なビートが病みつきになる。フックでの"Wo"の掛け声も耳にこびりついて離れない。非常に中毒性の高い一曲。そしてMissyにTimbalandも加わって制作されたトラック(4)、これも彼ら独特のキモ悪いビートとキャッチーなサビとが絶妙に絡んだ強力な曲に仕上がっている。かっちょいい。そしてこのアルバム中で最もノックアウトされた(2)。ブラジリアンビートをサンプリングしたこれは、もうマジかっちょいい。途中から入るド迫力なストリングスが更に感動を助長してくれるし、何よりもビートとメロディーすべてがいい。泣きの入るスムーズなメロディーラインがツボにドはまりなミディアムタッチの(6)も最高にCool。メロディーが美しいスローな(11)もいいし、流麗なストリングスとヘヴィなビートとが絡み合った(14)も何ともいえない雰囲気でいい。オリエンタルなビートを取り入れた(18)もGroovyでかっちょいいし、Commonが参加した70年代のテイストバリバリの(20)でのMyaのボーカルも驚くほど力強い。ほんと単純にいい曲が多い。ドラッグクイーンに捧げたという意味不明なテクノ調の(13)があったり、職人ジャムルイが手掛けた曲があまりぱっとしなかったりと決して完璧な作品集ではないが、それでもこのバラエティさは特筆に価する。単なるカワイイだけのシンガーとは思われたくない彼女の主張が十二分に表れた意欲作。今までのアルバムでベスト。