1994年にリリースされた9枚目のアルバムです。前作が非常にダークでアコースティックな面が強調されたアルバムだった事への反動か、再び力強く立ち上がったかのようなダイナミックなロック・アルバムとなっています。メジャーに入ってから影を潜めていたギター・サウンドを前面に出し、これまでになくヘヴィでダイナミックなエナジーが炸裂するアルバムに仕上がっています。激しくディストーションを掛けられたヘヴィなギター、クリアーでストレートなドラムとベース、そしてこれまでになく激しいMichaelのヴォーカルと、ロック・バンドとしての立ち位置を再確認するかのようなサウンドは、彼ら史上最もストレートなモノとなっています。非常に精神的なバランスが崩れがちだったメジャーに入ってからの!作品から脱皮するべく制作されたアルバムとも言えるでしょうが、逆に個人的には最高傑作と断言する前作「Automatic For The People」でさらけだした裸の「R.E.M.」と比較して考えると、ちょとカラ元気的な感じも無いわけでは無いけど、やっぱ長年のファンとしては受け入れるしかないでしょう。何とか暗い淵から這い上がろうともがくかのようなアルバムで、ちょっと心が痛いですが、サウンドのクオリティが高い事は確かで、名盤と言えるでしょう。