「渋谷系」との連関で90年代前半に急に光を浴びたひとですが、じつは昔からこのひとの澄んだ世界は高く評価されておりました。<ただ、文字どおり知るひとぞ知る・・・で、荒井由実のような聴かれかたはしていなかったのではは?と思います。(荒井由実もすばらしいです。)日本のローラ・ニーロという振れ込みで絶賛歓迎された吉田美奈子、日本のジョニ・ミッチェルと謳われた金延幸子。このふたりは、日本の女性ヴォーカリストの系譜のなかでは草分けで、且つ孤高の輝きを今も放っています。わたしとしては、中山ラビと藤原秀子も忘れませんが。「日本のジョニ」としての金延幸子は、既発のレアトラック集(CD)のなかの「ほしのでんせつ」という曲でも味わっていただきたいです。まるっきり「ジョニの透徹とした世界」です。2曲目と4曲目が個人的なベストトラックです。お薦めの名盤です。