アンドリュー・ラティマー(Guitar, Flute, Vocals), ピーター・バーデンス(Keyboards),
ダグ・ファーガソン(Bass, Vocals), アンディ・ウォード(Drums) 1974年作
キャメルの二作目。タイトルはMirage(蜃気楼)というだけあって、プログレはプログレなん
だが、ガチガチに構築した世界観ではなく、聞くたびに愉しむ焦点がずれるような、そんな
とりとめのないサウンドで溢れていて僕みたいな主体性のないなんでもござれの聴き方をする
人間にとってはまさにマストアイテムですよ。フレキシブルな聴き方ができる人に是非すすめ
たい一枚です。
[1]の「Freefall」はエッジがききまくったギターリフと、どこまでもエモーショナルな
ヴォーカルが絡み合って何ともエスピキュリアンな空間が出来上がる。すこぶる快感な1曲。
最近、聞いておもったがホントに古臭くなく新鮮だ。曲自体が古びないのか、時代、流行が
一廻りして還ってきたのかわからんが、プログレのプの字も知らない若い世代が聞いても単純
にカッコいい!!とうなるんじゃないかと思うね。
[3]の「Nimrodel」、、この9分間はとてつもなく濃密。。否が応でもリスナーを異次元につれ
ていってくれる曲だ。この奇妙な感覚は筆舌に尽くし難いので是非聞いてみて感じてほしい。
[2],[4]はインストナンバー。[2]の「Supertwister」はラティマーの演奏するフルートの多彩
な音色が楽しめます。[4]の「Earthrise」はまさにメンバーそれぞれのテクニカルな演奏を
思う存分堪能できる超一流のインタープレイだ。息をつく暇もないほどの緊張感はすばらしい
の一言!!
そしてラストナンバーの「Lady Fantasy」は12分に及ぶ大作だ。この曲については細々と云う
事は何もない。キャメルというバンドの魅力がすべてつまった最高の1曲だ。