『バグス・グルーヴ』と同じく54年に録音された有名なクリスマス喧嘩セッション。でもやっぱこれ喧嘩じゃねぇよ。演出だね。
一曲目の途中、モンクのピアノソロが途中でピタッと止まっちゃったりするけど、マイルスが吹いてる時は後ろのモンクが
微動だにしなかったりするけど、それもマイルスの指示・演出だろう。マイルスは何がしたかったのか。クリスマスらしく
静寂だけどユニーク、ユニークだけど静寂な雰囲気でも出したかったのか。まあそれは限りなく俺だけのフィーリングかも
しらんが。何にせよモンクはさっさとマイルスの意思を理解しただけなんだろう。きっと。この一枚不思議と安らぐからね。
トレーンやガーランドやフィリー・ジョーと演奏した56年録音の三曲目も、うっとりと美しい。理屈じゃない。安らぐ一枚。