「BIG CLUB」と呼ばれるようなクラブでは、選手の出入りが激しいのは今の常識。
表紙を飾り、ミランで7年間も活躍したシェフチェンコは今やチェルシーで少しずつ自分の足場を固めつつあります。
他にルイ・コスタ、スタムは母国へ、フォーゲルはスペインへ等等、ここに載っている選手の何人かはすでにこのクラブに在籍していません。
現在(11月/2006)ミランは苦闘の只中にあります。移籍した選手もしなかった選手もこの写真を撮影したときとは、置かれている状況はあきらかに変わっています。
この写真集の時代のミランは、イタリアのサッカー(Calcio)を語る上で必ず出てくる「守備的な」という形容を超え、手堅いながらも華麗なサッカーを見せてくれていました。このミランの、中盤の底から最前線までのスピーディで正確な連繋が、後のW杯イタリア優勝を導いたひとつの大きな要因ではなかろうか、と私は思っています。(もちろん他にもいろいろあるでしょうが)
華麗で強いミランの、華麗で美しい選手たちの写真集。
ここにいるメンバー全員が再び一緒にプレイすることは、多分もう二度とないことでしょう。