この書籍が出版されて8年近く経ちますが、恐らく、国内にあるOLAP書籍でも
MDX(Multi Dimensional eXtension)についてここまで深く解説した書籍はありません。
書籍の序盤はMDXやOLAPを扱う上での基礎知識を紹介しており、多次元データベースの
成り立ちを理解するのに役に立ちます。
中盤ではMDXの基礎関数の紹介となり、基本的にはMS-SQLに付属するBOL(Books OnLine)と
同等ではありますが、BOLよりは関数の引数と戻り値の型を一括参照するのに役立ちます。
また、中盤(MDX部分)の後半では業務に役立つ、分析事例とそれに対するMDX例が紹介されて
います。パレード分析のような厄介なMDXも例が親切に対応してくれています。
終盤では、分析サーバーのシステム的な処理背景について書かれています。この部分になると
この書籍が書かれたシステムがMSSQL7向けなので現在(MSSQL2005)対応しきれない部分は
ありますが、それでも知っておいて損は無いと思われます。
MSSQLでSSASを用いた分析を行うのであれば、手元に一冊あると便利でしょう。