大腸菌のアップに魅かれて表紙買いしました。
昔のことかなと思ったら、非常に今日的な話でした。
コンピュータ上で大腸菌のすべて(回路?)をシュミレーション。(ああ、今のことだ。)
「投資の両がけでリスク回避」「オープンソースでソフト開発」等。(へえ、大腸菌って昔から、人間に通じるようなことをやってたんだ。)
なかなか面白くて、大腸菌に愛着さえ湧いてきます。
人体細胞に病原性大腸菌O-157や赤痢菌が働きかけるメカニズム。(はあ、こういう仕組みだったのか!)
なかなか興味深いです。
今日では、大腸菌は人間の利潤追求に使われる道具でもあるんですね。大腸菌に別の生物の遺伝子の一部を押し込んで(組み込んで)キメラにし、目的の物質を大量生産させているんですね。カタログで何かの部品を買うように目的に合った状態になっている大腸菌をオーダーする時代もきているようです。
非常に役にも立っているけれど、一歩間違えば、どんな災厄が起こるか分からない怖さも感じます。
SILENT SPRINGやFRUITLESS FALLと同じように、ここでも人間のあり方を考えさせられてしまいます。
薄めの本ですが、中味は濃いです。文章は、癖がなくて読みやすいです。著者の他の本も読みたくなりました。