前作のサウンド面での批判を受けてか、恐ろしくへヴィでソリッドなサウンドに仕上げられている。
全体に楽曲のテンポも抑えられており、もはや「スラッシュ」色は皆無と言っていいが、サウンドは素晴らしいし、ジェイムズの歌唱力も向上したこともあって、素晴らしいヘヴィ・メタル・アルバムに仕上がっている事は疑いない。
ミドルテンポの1、へヴィな2、アップビートの3、7、12にバラード調とも言える抒情的な4、8といったあたりがオススメかな。アルバム全体としては、自分は後半になると飽きが来るけど。
問題はMETALLICAがどうこうと言うよりも、他のバンドが揃って自身の個性を捨てて、こういう音作りを目指してしまった事なんだよね…そういう意味では凄まじい影響力を持った、良くも悪くも’90年代のHM/HRサウンドを定義づけてしまった罪な作品だ。