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はっきり言ってレベルはかなり高いです。やおらTOEIC対策などと意気込んで本書を手にとることは回り道のような気がします。TOEICレベルのテストで点が取れないような人はそもそもこの本の本文が読みこなせないでしょうから…。
本の内容としては、もう少し例文と、ユニットごとの問題が多い方が記憶の定着とチェックに役立つとは思いますが、買って後悔することはない本だと確信しています。付け加えて、英語は英語のまま意味を理解しなければ、役には立ちません。何故なら、英和辞書では違う単語に同じ日本語の訳がついていたりして、せっかくのニュアンスの違いが把握出来ない結果になってしまうからです。おまけに、英英で勉強をすれば同義語も一緒に覚えることも可能です。この本でなくとも、移民の国アメリカでは、外国人への英語教育が進んでいますので、アメリカの出版社から出ている本で勉強した方が、日本の日本語の本で学ぶよりもきっと効果があがるはずです。
1 個々の単語の説明が非常に詳しく例文が面白い。
例えば、prodigalの説明を見てみましょう。Recklessly or wastefully extravagant; spendthrift と簡潔に定義したあと例文が1つ。その後に9行もの語源の説明と派生語を含んだ例文、また語法の説明があります。 prodigalという単語について「放蕩な」というお金に関する意味しか私は知らなかったのですが、お金以外のものにも使うとはっきりと示されており、4つの例文が載っています。ちなみに、ある中型英和辞典を引くと、「放蕩な、贅沢な、(お金などを)浪費する。」程度の説明でお金以外の例文はありません。
2 例文の随所に西洋の文化、歴史的背景がちりばめてある。
Synagogue の説明をみてみると syn-(together)とago (come)の語源の説明の後、"Synagogues have existed for more than 2,500 years. The oldest synagogue in America, dating from 1793, was built in Rhode Island, the most religiously tolerant of the original thirteen colonies." この1文だけでも、ユダヤ教会堂が2500年以上の歴史があることや、1793年に建てられたアメリカで一番古いユダヤ教会堂がロードアイランド州にあり、それはその州が独立以前の東部13州の中で他の宗教に対して一番寛容であったからなのがわかります。 この他にもアメリカの文化だけでなく西洋文化一般について興味深い記述があります。このようにこの単語集は単語を覚えているというより、雑誌や物語を読んでいるという感覚があります。だから、「読める単語集」として面白いのだと思います。
注意すべき点は、語彙が少ないと説明している単語自体やチェックテストの選択肢の単語自体が難しいので何度も辞書を引く必要が出てきて面白くなくなると思います。
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