このフィギュアは初音ミクの追加ライブラリーとして発売された「MIKU Append」
というソフトのために新規でデザインされたものです。
今までとは違うアプローチで意欲的に制作された「MIKU Append」ですので
そのデザインも全く新しくということで初音ミクプロデューサーの佐々木渉氏が
独創性があり面白いと感じた原型師の浅井真紀氏に依頼して制作されました。
パッケージデザインもイラストから立体を起こすという方法ではなく
フィギュアの制作者である浅井氏が立体でデザインを制作し、
その後イラスト化(イラストはねこいた氏)するという今までとは逆のパターンを取っています。
元々このフィギュアはデザイン用に起こされたもので販売予定はなかったそうです。
その後「ロボットと美術」展に出展される事となり、3箇所の美術館を回りました。
それとほぼ同一のものが、今回塗装済み完成品として発売されています。
今までの初音ミクとは違うコンセプトでデザインされたものですので、
こんなのはミクじゃないという意見はナンセンスです。
広く大衆に受け入れられるような平易なデザインではないため
どこが良いのか理解できる人は少ないと思われますが、
これが良いと思った人は買えば良いし、違うと思ったら買わないということで
問題ないと思います。
浅井氏の造形は、女性の顔に独特の癖があり好みが分かれる所です。
個人的にはこのミクに関しては左斜めからの角度が一番好きで、可愛いと思います。
今回の製造工場は定評のある申華ジャパンなので、
塗りやバリなどの細かい部分の仕上げも綺麗に組み立てられていると思います。
(申華ジャパンのものはパッケージに会社のマークのホログラムシールが貼られています)
個人的に少し残念だと思ったのは、
意図的にそうしたのか、製造の過程で変更されたのかは分かりませんが
元のフィギュアに比べて腕の角度・右足の角度が若干違ったことです。
これがなければ星5つの評価だったのですが・・・惜しいです。
浅井氏の美少女スケールフィギュアは商品として出ることが今後も少ないと思われますので
氏の造形ファンで迷っている方は買っておいた方が良いと思いますが
そうでない方は無理してまで買う必要はないでしょう。
自分は買ってよかったと思います。