「メリー・ポピンズ」と言えば、傘を右手に風に乗ってやってくるメリー・ポピンズの姿やチム・チム・チェリーの軽快な音楽が想い浮かぶ。1964年にジュリー・アンドリュース主演でアニメーションと実写を合成させアカデミー賞の候補に挙がったディズニーミュージカル映画。このアルバムは2004年12月にロンドン・ウェストエンドで幕を開けた新作ミュージカル「メリー・ポピンズ」のロンドンオリジナルキャストよるレコーディング盤。
いままでミュージカル化されていなかったのが不思議な気もする。待望の舞台版は、映画版を手がけたディズニーとキャメロンマッキントッシュの共同製作。リチャード・エアと人気振付家マシュー・ボーンの共同演出、そしてマシュー・ボーンが振り付けを手がけた夢のようなプロジェクト。
タイトルロールを演じるローラ・ミッシェル・ケリーの歌声を聴きたくてアルバムを購入した。これまで「美女と野獣」のベル、「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ、「マンマ・ミーア!」のソフィなどの大役を次々に演じてきた女優。大ヒットを記録したトレヴァー・ナン演出の「マイ・フェア・レディ」でイライザを演じ、イヴニング・スタンダード紙が「オードリー・ヘップバーンよりも素晴らしいイライザ」と絶賛。そんな彼女が演じるメリー・ポピンズの歌声は、とても魅力的。ジュリー・アンドリュースのイメージが定着していたが、彼女は彼女のメリー・ポピンズを演じていると思う。生の舞台をぜひ観てみたいと思わせる。
このアルバムには、歌詞カードあり舞台写真も多い。
この夢のプロジェクトがブロードウェイで上演されるのはいつだろう。そして、日本での上演は…?そんな期待をしながらこのアルバムを聴くとまた楽しみが大きくなる。