登録情報
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| 1. It's All In My Mind |
| 2. Time Stops |
| 3. Nowhere |
| 4. Save |
| 5. Slow Fade |
| 6. Only With You |
| 7. Cell |
| 8. Feel |
| 9. Fallen Leaves |
| 10. Flowing |
| 11. Born Under A Good Sign |
| 12. Don't Hide |
さて内容の方も、前作までの流れとはやや一線を画す様なものになっていると思います。
一般的なイメージであり、またここ数作でも一貫していた「メロディー第一主義」のような作品ではなく、
むしろTFCというバンドの持つ空気感を、純粋培養したような印象を受けます。
彼らの場合は演奏が特に上手いといったことはなく、むしろリズム面ではやや難がある、ぐらいの印象を持っていたのですが
このアルバムでは引き締まったバンド・サウンドを、持ち味を消す事なく鳴らしています。
この辺りはJohn McEntire(ex. Tortoise, The Sea And Cake)のプロデュース・ワークの賜物なのでしょうか。
確かに一発で引き込まれるような歌メロは減りましたが、その分バンドとしての強度を増し、曲もコンパクト(全て5分未満)で
何度も聴き帰したくなるアルバムです。
僕は彼らの作品の中では「Grand Prix」が一番好きなんですが、このアルバムはまたそれとは異なる色使いのものとして、好きになりました。
メロディー重視かバンドとしての強度重視かどちらの方が良い、というものではなく、これもまたTFCの魅力なんですよね。
つくづくいいバンドだと思います。
彼らの素晴らしいところは
3人のソングライターが手がける
ソングライティングのクォリティ、
普遍的なメロディ感覚、
ピュアなポップネスだと思うのだが
この新作では
熟成されたなめらかさ、
豊潤な柔らかさが、より感じられ
それでいて、瑞々しさを失わない
際立った仕上がりを見せていて
感動的だ。
ギター・ロック、ギター・ポップの
お手本的なギター・サウンド。
3人のシンガーが織りなす
ソフィスティケイトされた
ヴォーカル&ハーモニー。
自在に繰り出すフィード・バック。
米オルタナティブへの敬意と
故郷グラスゴーへの深い愛情、
なにより、
音楽が好きでたまらないという
彼らの姿勢が、
良質の音楽を生み出す源泉となっているのだろう。
聴いていて、本当に心地よい。
さわやかな風と新鮮な空気と
生命の息吹が満ちているような音たち。
89年のデビュー以来
16年を経ても、なお新鮮な彼らは
やはり、素晴らしい。
先のサマーソニック05では
轟音ヴァージョンを
楽しそうに披露してくれた
ノーマン・ブレイクの笑顔と
シャイなレイモンド・マッギンレーの姿が
印象的だった。
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