Kevyn Aicoinの本はMaking Faces以外にも持ってますが、日本によくある表面だけを取り繕ったり、異性の目を意識したくだらないメイクの本とはレベルが違います。
もちろん、Kevyn Aicoinのメイクのテクニックは素晴らしい!しかし、Kevyn Aicoinの魅力はそれだけではありません。美に対する哲学があります。私がKevyn Aicoinを他のメイキャップアーティストよりも評価するのはこの哲学によるものです。
彼自身の人生の中から独自の哲学を確立し、伝統的な美の基準に挑戦しています。
一般の人は美の明確な基準は時代の要請によるものだと思っている人が多いかもしれませんが、メイクを勉強したものなら誰でも美の基準があることは知っています。
ブロンドに青い目、ギリシャ彫刻のような顔立ち。
この本の中で彼は完璧な容姿のスーパーモデルだけでなく、あらゆる人種や一般の人々もモデルとして起用しています。これはとても勇気がある行動ですし、全ての人の中に美を見つけることはとても難しいことです。
ゲイに偏見を持ったアメリカ南部でゲイであるセクシャリティーに悩んだ彼だから創りだすことできた美の世界かもしれません。