ドイツ老舗Cherry社のキースイッチ(黒軸)を採用したリニア系フルサイズキーボード。赤いLEDが黒のボディに良く映え、シンプルなデザインも相まってちょっとオシャレな感じです。FILCOブランドのキーボードは外郭が殆ど全てが共通のものとなっておりますが、この黒軸Majestouchはトップコート処理加工が施されており、例えるなら黒板や磨りガラスのような手触りです(公式サイトによると、摩耗・キズ防止の為だとか)。この独特の感触が人によっては不快に感じるんじゃないかなと思いますが、しばらく使って慣れてくるとなかなかどうして良い感じと思えてきました(個人的感想)すぐにそっぽ向かず少なくとも三日は使ってあげましょう。ちなみにCherry社のスイッチの中で黒軸が最もキー押下最大荷重が高く、軽いメンブレンや東プレのRealforceシリーズから乗り換えられた人には「重くて疲れる」と感じられるかと思います。この黒軸を採用しているキーボードは結構たくさんあるのですが、実は共通してタイピングにはあるコツを求められます。まず、タイピング時の手の高さをキーボード本体よりも1〜2センチ高めに保つということ。標準的なシリコンジェルタイプのパームレストを2本重ねると丁度その高さになります。まだ慣れていないあいだはこの方法で手の高さを保つようにしてください。あとは、普通にタイピングしていただければ、重いと感じていたキー荷重が非常に軽いものと感じられるかと思います。この位置だと指が中途半端な位置で留まらず、側面からではなく上から押し下げる形になるので非常に楽です、キー荷重も気になりません。また、このキースイッチは、キーを底打ちしなくても、中程の押下(2ミリ程度)で入力認識してくれるので、底打ちしない流れるような滑らかで高速なキータッチを実感できるかと思います。押した状態から、指を押し上げる反発によって長文の入力でも最後まで軽快で疲労の少ない入力業務が行えます。「手の位置を高くする」というワンポイントをお忘れ無く、それだけでこのキーボードの評価は大きく変わってきます。 尚、この黒軸よりも幾分押下する荷重の軽い「茶軸」キースイッチを採用しているものも多くありますが、同様の方法での入力を強くお薦めいたします。パームレストならぬパームリフトです。