1970年前後、若杉弘の指揮で読売日響がマーラーの第2交響曲を演奏しました。その時、第4楽章でアルト独唱(伊原直子)が会場に響き渡って、はっとさせられました。見るものだったら「目を見張った」と表現できるような思いでした。終楽章の合唱も立派でした。
で、レコードを漁ったのですが、最初がワルターのもの。第4楽章は期待外れ。もっとも、その時の若杉の演奏の録音があったとして、今聴いたら、全体としては演奏の疵に辟易するだろうとは思うんですが・・・
クレンペラーも聴きました。LP2枚の廉価版で3000円だったんじゃないでしょうか。その半額ちょっとで第4、7、8番と大地の歌が手に入るとは・・・
クレンペラーは、つまらない演出は加えずに音楽をそのまま投げ出したような演奏で、それがかえって作品の魅力を伝えている、そんな印象で聴いていました。今聴き返してみても、立派な演奏だと思います。
大地の歌もいいですねえ。
第4あたりになると、シュヴァルツコップは嫌いだという人からは文句が出そうですね。
第7、第9は遅い!! 胃にもたれるようなことはないでしょうが・・・まあ、これでつまらない演出が加わった演奏なら、聴くに堪えないものになってしまったでしょう。その点はさすが。
それから、余白に入った歌曲5曲、クリスタ・ルートヴィヒの独唱。これも、伴奏のオーケストラが実にいい。一聴の価値があります。
音量を大きめにして聴きました。低音部で床が揺れるような響きがしました。音質も良好といえるでしょう。