驚きました。あのticaの武田さんが、(いい意味で)こんなふうになっているとは。
ticaの時は、非常に繊細な、文学の気配を後ろに感じさせるボーカリストとしてのスタンスが確固としていて、
それが見事で。いい意味でチャートとも無関係のような立ち位置のユニットにぴったりの存在感でした。
それがticaの名前から離れて、CMというステージに立つと、こんなふうに変幻自在の、色鮮やかな歌うたいになるとは。
「ロックンロールウィドゥ」、なんですか、あれは。誰もあんな風に歌えませんよ。ご本人以外は。
「雨にぬれても」は、ジャージーな魅力全開だし。
「真夏の胸もと」なんかは、大瀧師匠のCMアルバムの雰囲気でてます。
「Light I'm breathing」はボーカルの多重録音だけど、とても清々しくてチャーミング。
ラストのしっとりとした「Falling all over」の世界も素敵です。このあたりがいちばんご自分らしいのかな。
でもCMの世界の空は、ともかく武田さんにとって、すごく自由に飛びやすい場所だったんですね。