ことをちょっと草道しながら面白くたとえる本です。ただ、戲言とおもわれても仕方がない口調が、高いお金を払わされてcocoaを教わろうとした方には、不真面目に映るでしょう。
読んでいるうちに
「File's Ownerを社長なんだと物々しく例えて、何になるか、もっと技術的なことにページわれないのか。」
などの疑問がまず頭に浮かび上がるが、しかしあとでその思いがCocoaの本質が頭に刷り込まれた証で、そしてそこにヒントが隠されているのだと気がつかされないわけでもない。たとえば社長のほかに支店長を設ける必要になる場面とか、色々と思い当たられます。
ふざけながらたとえるという険しい企みをよくも躊躇なくものした作者は、たいした人格ものです。出版社もです。
入門書とも言えないし、高度のプログラミング手法も書かれてないし、それでいて楽しい雑談らしき趣きがありあり。顧みると、読むのではなく体得向けの本であるかもしれません。なんだか文庫化にした方が似合うような気がしてならない一冊です。