これはすなわち、伝統的なUnixのハッキングとMac OSのノウハウの両方を合わせて使いこなすまたとない機会であるということだ。『Mac OS X Hacks』は、単に特定のmanページや、たいして役にたたないヘルプ情報を集めているだけではない。これまでのMacのパワーユーザーや、Unixのハッカーが培ってきた最強のtipsやトリック、ツールを、彼ら自身から引き出しているのである。
本書は、Unixを管理し、その利点をフルに生かす現実的なノウハウを提供している。Unixの歴史と専門性が育んできた、時には簡略ではあるが実践的なこれらのノウハウには以下のものが含まれる。Web・メール・FTPサーバ、セキュリティーサービス、SSH、Perlやシェルスクリプティング、コンパイル、コンフィギュレーション、スケジューリング、ネットワーク、そしてハッキング。加えて、Macintoshのヘビーユーザーの経験による、ハードとソフトを自分の好みにあうようにカスタマイズする手法についても紹介している。システムの初期設定の扱い方、拡張GUIモジュール、ハードウェアをカスタマイズする秘訣、必要不可欠なシェアウェアとフリーウェア、AppleScript、AppleTalk、またはその同等機能、修飾キーのカスタマイズ、そしてMac特有の悪ふざけソフトなどである。
これらのハック手法は数分で簡単に読むことができるので、正しい答えを求めるのに何時間もマニュアルと首っぴきにならずにすむ。Mac初心者にも、長きにわたりMac OS Xやその基盤となるUnixの世界を究めているユーザーにも、『MacOS X Hacks』は、実践的な解答を直接与えてくれる。
『Mac OS X Hacks』は、オライリーの新「ハック」シリーズの3冊目の本であり、「ハッキング」を良い意味の言葉として復権させることを狙っている。ここ数年、「ハッキング」という言葉は、インターネットを妨害したり、コンピュータのセキュリティを破って、情報をかぎ回っては盗み出したりする極悪な犯罪者というイメージとともに使われている。しかし、もともとはもっと良い意味で使われていた言葉であり、今でも開発者が集まればこの言葉は本来の意味で使われる。我々の新しい「ハック」本は、コンピュータ技術に革新をもたらす、真のハッカーのスピリットで書かれている。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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