実際の作品を分析しながら技法を説明しているところがこの本の特徴です。
成功例やよくある失敗例が掲載されているので,実践的だと思います。
まるで作詞教室のような趣があります。
しかしこの本では,音楽ジャンルが歌謡曲中心です。
ポップスなどの作詞でも参考になるところはありますが,そのまま使えないかもしれません。
たとえば,演歌・歌謡曲では情景描写が多用されます。
しかし,ポップスやいまどきのシンガーソングライターは,ストレートに感情表現をすることが多くなってきています。このようなタイプの作詞をする方には,直接使えないところもあります。
また,一昔前によくあったような,英語や外来語を多く用いるタイプの作品が多く掲載されています。
これは時代にそぐわないかもしれません。
出版社や印刷数の関係もあるのだとは思いますが,率直に言って,デザインが古くさく安っぽいところがあります。
内容はしっかりしているのですが,一昔前の教本の雰囲気です。