クリスマスに届いたこの写真集。素晴らしい本でした。
まず内容の写真ですが、ローキーぎみの柔らかい光の中に細かなデティールを感じさせるものなど、戦場の写真とはいえ、とても美しい作品だと思いました。
しかし、そこには胸をしめつけるような現実があり、熱い想いがあり、希望の光があり・・・非常に感情を揺さぶられます。
戦争を、危険で惨たらしいハデな場面ではなく、人々の心という側面から写し出した写真に心を打たれます。
父親の手のひら・・・あの写真が特に衝撃でした。
装丁デザインにも感心しました。あの日記を模した表紙に始まって、絵画のようにゆっくり1枚ずつ鑑賞できる構成には格調がありますし、ラストの写真のウイットとセンスの良さは嬉しくなりました。
そして付属DVDで、おなじみのトークも聞けます。真面目なつくりなんですが、なんだかやっぱりちょっと面白かったです。
今、多くの人に見るべき写真集、そう思いました。