MOTという言葉が大流行である。この本は、そのある側面を紹介した本。
東芝のワープロを成功に導いた森健さん、ソニーでCDのハード開発を手がけた鶴島さん、その二人を一橋大の伊丹さんが聞き手として話をまとめていく構成で話が進む。よく言えば、MOTに関するケーススタディーととらえることが出来る。悪くいえば、プロジェクトXに代表される開発成功物語といってもよい。何とか単なる成功物語で終わらないのは、、その中から、”いわゆる技術開発を成功に導く、共通項というか、必須事項は何かを探ろう”とする伊丹さんの努力があるからだろう。
読んだ感想としては、この議論を、いわゆる経営者側からの専門家だけにまとめてもらうのではなく、技術屋が技術屋の言葉で語り、しかもそれが、経営者にも理解されるようになっている、といったバイリンガル的な企画が欲しい、といったところだ。