何だかバーチャルと現実世界が錯綜するものすごい物語になってきました。何なんだあのアメーバみたいなロボットは……。レ、レディ・ファントムって……。でも「もうついていけない」と投げ出すほど現実離れはしていないし、この作品の面白さの本質は、まだまだちゃんと残されているように思います。ただ、ひとつ感じることは、吾郎の扱いです。どんなに正当な理由が今後明かされるとしても、もはや、あのハードボイルドな格好いい「男の中の男」であるところの吾郎は、こうなってしまった以上、復活はできないのではないかと思います。それはもう太田垣氏の意図するところで、その役割は今後、歩に託すのだとしても、あの男気に惚れていた読者としては少し残念です。ただそれはそれとして、ロストマンは今?レディ・ファントムの正体は?…と、今後も目が離せない展開が待っているのは間違いありません。