プリシラ・ロバーツは、月の引力のような舞踊をし、観客は
その強いエネルギーに引き寄せられます。
エネルギーを「内に貯める」。
スバルも、そうした方向を目指すのかと思いました。
スバルは、本巻の見所である「ヴァルナ決戦」での踊りから、
エネルギーを「内へ」も「外へ」もコントロールしていけそうです。
まだまだ計り知れないところまで、伸びていきそうで、
それをずっと、見ていきたいです。
プリシラは、決戦でのスバルの踊りを観てこう語ります。
「スバルは‘幼い頃の喪失感’が、バレエのエネルギーになっているけれど、
それを越えた時に本物になる」
スバルが失ってきたものは、スバルへの気持ちをかためたニコが、
何としても補ってゆくでしょう。
となると、スバルの踊りはまた変わってゆくことになります。
『MOON』は次で最終巻ですが、そこまでを描ききるのに、あと一巻では足りない。
新たな章が始まる可能性を、ほのめかしてくれるのか?とか、
色んな意味で次巻が気になります。