例年は通年の4月号として名鑑が出されていたのだが、今年から選手名鑑として独立し、ページが増えた分値段も高くなった。
ただ、値段分の価値はあるように思う。
まず、1チームの紹介が4ページを使ったものになり、そのぶん紹介されている選手数も増えていて、そのおかげで選手一人ひとりの欄が見やすく、情報量も多くなった。
主要選手だけではなく、各球団のプロスペクト(ロスターに入っている選手だけではあるが)も少し紹介されている。
データ面で嬉しいのはポジション別OPS、チームの平均得点、防御率、盗塁数、守備防御点の4つの推移が載っている点だ。
レギュラー選手の守備防御点がわかるのもスラッガーらしいと言えるだろう。
球場の打者有利、投手有利のデータも地味に嬉しいところだ。
マイナス点がないわけではなく、オールスター出場回数とWBC出場歴のデータはいらなかったのではないかと思う。
身長体重がロスター欄のほうにしか載っていないので、上記の二つを削って選手欄に身長体重のデータを載せてくれると見やすくてもっとよかったと言える。
とはいえ、既に読んだ私としては非常に満足したデキであった。
毎年、スラッガーの選手名鑑と言えば情報量の少なさが弱点だったように思うのだが、ページ数が増えたためそれがなくなった(もちろん値段は高くなっているのは多少のネックだが)。
MLBの名鑑は他に週刊ベースボール増刊号のものと、友成那智氏のものがあるが、私は前述二つより断然このスラッガー選手名鑑をお勧めしたい。