私は天文趣味歴十数年で、撮像用も含め天体望遠鏡を複数台所有しています。
この望遠鏡は、マニアの中でも評判の良いK型経緯台を使っています。望遠鏡の使い勝手は微動装置で決まると申し上げても過言ではないほど重要な要素の一つで、K型経緯台により、このクラスでは他に類を見ないほど天体の導入と安定性が抜群です。
7cmアクロマートの鏡筒は、市街地でも月のクレーター、土星の環、木星の縞模様や4つの衛星、オリオン大星雲などが観察可能です。高価な望遠鏡と比較すれば、色収差やピントの甘さなどいろいろ不満を指摘できますが、このクラスでは仕方がないことです。
また、鏡筒と架台の間にアリガタアリミゾという国際的な規格のマウントが装着されているので、もし、鏡筒に不満が出てくれば、ワンタッチで高価な鏡筒と交換可能です。口径12cmクラスのカセグレンまでなら、このままで載せ替えることも可能です(実験済)。
ファインダの見口が大きく、非常に天体が導入しやすいことも特筆すべきでしょう。
他に難を申せば、アイピースのあまり性能が良くないこと、三脚にプラスチックが使われておりこの部分が若干弱いことなどがありますが、高価な望遠鏡と比べてのことであって、同価格帯の望遠鏡の中では良い方だと思います。なお、これらは部品として単体で販売されていますので、気になるぐらいに上達してきたら交換すれば良いと思います。
この望遠鏡一台きりでやめてしまうにしても、また、後々、天体趣味にのめり込む可能性があるとしても、この価格帯では最適な望遠鏡の一つと思います。