僕は、30年前に、ミザールの類似の反射式望遠鏡を赤道儀付きで使っていましたので、
比較しながらの評価になります。当時のものは、主鏡は直径10センチだったと思います。
・先ず、納品されて驚いたのが、梱包が小さく、軽かったこと。軽さが、この商品の
全てに関わって来ます。
・このレビューは、僕が入手した個体についてのものです。個体差はあるでしょうし、
全ての個体にあてはまるとは限りませんので、ご了承下さい。以下が本文です。
・30年前に僕が使っていた商品は、中学入学したての自分ひとりでは、組み立て後の
状態では運べない程重かった。今回、余りに軽いので、30年で自分がたくましく
なったのかと、喜んでしまった程でしたが、後でこの喜びは落胆に変わりました。
軽量化は、樹脂パーツの多用化、三脚のアルミ化によるものです。30年前の愛機は、
木製の三脚でした。
・樹脂が土台のファインダーは、筐体にはネジ2点で固定しますが、どれだけ締めても、
土台が動きます。今は、観測前の明るい時間に、地上物で合わせて、筐体にファインダーの
土台をガムテープで固定してから、観測しています。
・赤道儀は、微動用のネジ強度に問題があるようです。バランスウエイトを付けてまわすと、
重さで負けて、筐体が一度上がってもすぐ下がります。手で筐体を触るとぐらぐらします。
そこで、今はバランスウエイトは外し、経緯台として縦横をハンドルで調整して観測して
います。この転換が出来ることは重要です。
・主鏡は直径15センチで、バーローレンズ付き。先ず、視野の広い低倍率レンズで、
視野の中心に惑星を捉えてから、高倍率レンズに換えれば、木製なら衛星が5つちゃんと
見えます。苦労して捉えた惑星が見えると、子供の様に嬉しくなります。
・ピント合わせのダイヤルが妙に硬い。マウントが弱いので、視野がずれてしまいそうで
びくびくしながらやっています。
・僕は、今のところ、捉えれば見えるので、使って行こうと思います。アルミの三脚は、
華奢でぐらつきはあるものの、持ち運び易くてポジティブに考えています。総合評価は、
安いんだからこんなもの、という意味で三角です。