時代物の作品には”立ち居振る舞い”と衣装が見栄えすることが大事とかカタいことを言っていると、MISTYの面白さは解らないでしょう。
世界の巨匠K氏作品とよく引き合いに出されるようですが、原作が同じというだけで、テーマも内容も解釈も別物です。
欲を言えば、アニキ(ここでは金城クンのことではなく、祐希サンです。)の脱ぎっぷりが豊悦サンに比べてイマイチなことですか。
女が全く解っていないボンボンで(結婚を反対されたら父を殺すとまで言いながら)、太刀を帯び弓矢を手にしながら不安げな若武者の風情。生い立ちに謎を残し、透き通るような貌に時折凄味をのぞかせるその妻。ふたりに絡む稚気を含んだ野性の権化のような男。彼らに覆い被さる圧倒的な自然。息遣い、草木の匂い、瀧や或いは川の流れる音。
”無音”これがタケちゃんに冠せられたコピーですが、(本人がどう思っていたかは別にして)監督は彼のセリフよりもその眼に語らせたかったようですね。ホント、良い眼してますもん。登場人物の衣装の色もじっくり見て欲しいものの内のひとつです。
武弘(原作では”金沢の武弘”)という名前に「漢字2つまで本人と同じじゃん!」と変なウケ方をしたのはワタシだけ…?